日本の裏カジノ店でお店の表側に立って働くディーラー、黒服、ウェイトレス、表玄関役のポーターなどを裏側で支えている人たちがいる。
▼裏カジノ店で働く料理人の時給
例えば料理人である。
日本の裏カジノ界では、ほとんどのお店での飲食は無料で提供されているため、どの店舗でも食事が用意されている。
メニューには普通のレストランで食べれるようなハンバーグ、カレー、ナポリタン、ラーメン、トーストなどといった食事も用意されている。
さらにこの部分にココに力を入れている店舗では、エビフライや焼き魚、野菜炒め、納豆定食に至るまで、数多くのメニューを取り揃えている。
無料で提供されている料理をあてに、食事をしにくる感覚で、ついでにカジノ遊びを楽しんでもらおうと考えているのだ。
実際に食事のみで帰っていく人はいないが、見てると、ごくまれに食事目当てに来て帰っていく輩も実際にいた。
他にも従業員達の食事も用意しているためキッチンは意外と忙しくしていることが多い。味も普通のレストランと変わらない・・・いや、むしろそれ以上の味を提供している場合が多い。
日本の裏カジノ店で働く従業員の多くは店内にいつも働いているため、運動をしないせいか、食事が美味しいせいなのか、長い期間働いている人程体重が増えてくる。カジノ店で働き始めてから10キロも太った・・・などよく聞く話である。
このような美味しい料理を提供してくれる料理人も時給で計算されている。基本的に表側の人たちと比べると安い賃金で設定されていることが一般的だ。
どの店舗も、彼らの時給は大体1200円~1500円程度。カジノ業界で働く人たちの年齢層から比べて見ると、比較的年輩で腕は確かな人たちが多かった。
他にも裏側で仕事をしている人がいる。
▼裏カジノ店で働く看板持ちの時給
駅の付近で看板を持って立っている人を見たことがあるだろうか・・・。最近ではサラ金系の看板持ちが多くなっているが、2000年頃にはカジノ店の看板を持っている人たちが多く存在していたのだ。
彼らは決まった営業時間内、その場所から動かずにじっと看板を持って立っているのが仕事なのだ。夏の暑い日中も、冬の寒い夜でもその場から離れずにじっとしている。
彼らは時給1,000円で8時間働き、毎日8,000円を持って帰っていく。。。このお金をどのように使っているかは分からないが、綺麗な格好をしておらず、いつも汚れた服を着ている場合が多い。
この看板持ちの中に面白いルールが存在しており、古くから居る看板持ちが、新しい人を探してくると、その人の時給は900円とかになり、差額の時給分を自分に上乗せをしてもらったりしている。
看板持ちを探すのも結構面倒なので、カジノ店側としては、払う金額は同じだから、何も言わずにその人に任せてしまうほうが良かった。