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【穴】ラスベガスカジノディーラーメジャーデビュー初日

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ラスベガスカジノディーラーのメジャーデビュー初日。出勤時間の1時間前に僕は、ラスベガスエクスカリバー(Excalibur)に到着していた。

初めて入る従業員専用の入り口で、自分のIDカードをセキュリティーに見せてからカジノに入って行く。

あまり見かけない僕の事を見て、すぐに新人だと気づいたセキュリティーのおじさんが、「Welcome to the Castle」と声をかけてくれた。

エクスカリバーは建物が洋風のお城のようなので、従業員はみんな、Castle(キャッスル)と呼んでいた。

他にも新しい大型カジノはいくらでもあるが、僕には十分すぎるほどの後光をラスベガスエクスカリバー(Excalibur)から感じていた。

従業員用の入り口を通り抜け、長く、長く続く通路を通り抜け、とりあえず従業員用の休憩室で待つ事にした。

そこには既に、僕と同じく新人らしきディーラー達が、なんにんか集まっていたので、僕もその輪に近づき自己紹介をしてお互いの経歴を語り合っていた。

今回day shiftには9人の新人ディーラーが採用されていた。みんなディーラー経験は僕より少なかったようだ。

それもそのはず僕が渡米をしてラスべガスに来た時点で既に、日本でのプロカジノディーラー歴7年。正直、ディーラーの技術自体に関しては自信があった。

そうこうしているうちに時間となり、ついにあの華やかでギラギラとしたカジノフロアーに進んで行ったのであった。この時僕の心の中には、映画メジャーリーグのテーマソングが鳴り響いていた。

そこには僕たち新人の他に、ベテランディーラー達も集まっていて、簡単に自己紹介だけして、いきなりピットボスからテーブルに行くよう指示された。僕が始めて行くテーブルはBJ12ブラックジャックの12番テーブルである。

もう少し色々説明されるかと思っていた僕は、いきなりテーブルに行くはめになりちょっとビビったが、時間はどんどん過ぎて行き気がつけば本番のテーブルにたち、目の前にはもう本物のギャンブラーたちが待ち構えていたのであった。

最初の1時間は無我夢中であまりよく覚えていない。ただただ、ディーラーミスの無いようにとだけ心がけ、黙々とカードを配り続けたのである。

気がつけば誰かが僕の方をトントン、と叩いた。すでに1時間ディーラーをしたので、休憩のために、次のディーラーが僕の後ろに立っていたのであった。

ディーラーチェンジをした僕は、ホッとする間もなくピットボスの所に行き、どうだったか確認しにいった。

ピットボスは「Good Job !」と言ってくれ、「特に問題ないからゆっくり休憩して来て!」との事だったので、肩の荷が降りた僕は、フラフラとした足取りで休憩室に向かい一息つくのであった。。。

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