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【穴】大阪ミナミの裏カジノで1億円負けるVIPのお客さん

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大阪ミナミの裏カジノでの初日は「関東から来たディーラーには要注意!」と言う妙なレッテルを張られながらも、終わってみれば、そつなくこなすことができ、三角公園にあるたこ焼きを食べながらこの街を楽しんでいく。

相当な売上げが期待できる本戦の「バカラ大会」を控えていることもあり、緊張感はあったが、都内と違った空気を味わい、周りで響く関西弁を真似しながら過ごしていた。

本戦である「バカラ大会」当日は、厳ついお客さんたちが集まりだしてからゆっくりと始まっていく。

16名が座れるゆったりとしたシートに背をもたれたVIPたちがそろいだし、この日のお目当てとなるVIPが登場。

見た目は会社重役ポストにいそうなオジさんだが、後ろに連れている秘書役の鞄には億のキャッシュが詰まっている感じだ。

この有り金すべてが売上げとなれば美味しいため、オレたちディーラーも気合いが入ってくる。

100万円のバランスでスタートした「バカラ大会」だが、徐々にヒートアップしていき、片側に2,000万円が乗る大きな場面へと変わってきた。

バランスが100なので2000対1900とかの対戦となり、毎回緊張感が走りオレの手も汗で湿っている。

お店は順調に利益を重ねていくのだが、いくらVIPのお客さんたちでも多くの現金を持ち歩く人は少ない。300万から500万のキャッシュがなくなれば当然お店に貸してくれと話しになってくる。

お店側が貸したお金は博打をするために、すぐにチップへと変わってしまうのでお金という金銭の感覚はないだろう。

勝負に負けていて熱くなっている者は見境なく負け分を取り戻しにくるため、この貸りるお金で勝ち上がることは殆どない。

貸したお金は後日、振込や集金するのだがオレのオーナー「M氏」はヤクザなため減額はあっても取りこぼしはない。こうやって無いはずのお金が生まれて裏カジノ界が潤っていくのだ。

今回、この「バカラ大会」でメインとなるVIPは1億を越える額を負けていった。

予定通りと言えばそうなのだが、持ってきたキャッシュ以上には使わなかった。予定ではこのVIPに貸し付けをして、更なる収益を目指していたと思うが残念ながらココまでしかできなかった。

この日の売上げは5,000千万円を少し上回ったくらいで、「M氏」の構想通りには進まなかった。そして、この約1週間のオレの手当は30万円で少し物足りない感じで東京へ戻ることとなったのだ。。。

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