オレの妄想の中で、オレがオーナーを務める裏カジノ店舗が始まっている。
オープンして数日が経ち、裏カジノとしての醍醐味と言えるであろう、大きな売り上げを上げた日がやってきた。
その額500万円。。。
1日で500万円の純利を上げられる美味しい日。。。
ジャンケットが連れてきたVIP客。
いくかの企業経営している方で、日本裏カジノ界で最も大きな収益が見込める「バカラ」好きな方。
威勢良く店舗に入ってきた男は少しお酒で赤らんでいるが、恰幅の良い体には、いかにも高そうなブランドのダークなスーツ、腕にはキラリと輝く金無垢ROLEX、黒いオーストリッチのブランドバッグからは万札で溢れている太い長財布を出していく。
すぐにゲームテーブルの主役の座を掴み取り、大きな声を上げながら周りのお客さんたちを巻き込んでいき、最初はご機嫌な感じでカードを絞っていくが次第に負けが込んで悲鳴が響いていく。
コレ、、、裏カジノ界でのVIPの特徴的な、よく見る風景。ちょっと古いかも(笑)
次々と万札を叩きつけながらディーラーを睨みつけているが、オレたち裏カジノ店舗側からするとヨダレが溢れてくる瞬間だろう。場面的には申し訳なさそうな表情をしているが心の中では笑いが止まらないのだ。
こういったちょっとうるさいVIP客を嫌がって逃げていくお客さんもいるが、しっかりと反目に賭けて儲けていく賢いお客さんもいる。
終わってみればVIP客の一人負けという形になり、常連客たちは少し勝って店舗側に大きな収益を生み出すこととなる。このご時世でも500万以上という現金を持ち歩けるVIPには流石だと感服させられてしまう。。。