24時間営業の地下のコンビニ裏カジノ店舗として、営業を続けながら、同じビル内で移転を行おうと準備をはじめていったが、上の階のカジノで打ち合わせをしている時によく知っている顔をみることになる。
このあたりの地域と一家を取り仕切る、暴力団組織の総長と共に現れたのが、あの現役関西ヤクザの「M氏」だったのだ!
オレは以前「M氏」の運営する裏カジノ店舗でお世話になっていたことがあり、大阪遠征やVIP専用のバカラ大会をしたり、裏カジノ界でオーナーとして活躍していたあの人だった。
西と東の現役ヤクザが、オレがまとめているこれからオープンさせようとしている裏カジノ店に集結しているのだ。
もちろんこの二人の間に入っているのはこのビルのオーナーとオレのオーナーで、良い関係ができているため「ヤクザ同士の争いが!?」ということでは一切ない。
オレたちの始めようとしている裏カジノ店舗に関係があるために同席している訳で、ココでその話を詰めていこうという事だ。
今回の裏カジノ店舗ではゲームの機械を店内に置き、そちらでもお客さんに楽しんでもらおうという試みになっている。
いつものように「ルーレット」、「バカラ」のテーブルゲームでのカジノ遊びだけではなく、今回はスロットマシンを入れる事にした。
今までの裏カジノ店舗ではいつも「ブラックジャック」を置いてきたのだが、お客さんたちが上達して店にとって不利な状態が出始め、利益に結びつかない状態になってきた事もあり、もう「ブラックジャック」は撤退ということに。。。
この「ブラックジャック」の穴を埋めるとことも兼ねてスロットマシンを入れる事になり、今回「M氏」が登場したのはスロットマシンの方を卸してくれるという話からこの場所へくることになったのだ。
当然ながら、オレのことを認識しているのだが、「M氏」はオレとの会話を避けている。わざと知らない素振りで話しを進めている。「M氏」特有の知らんぷりがでているのでオレも挨拶をするわけにはいかなかった。
べつに疾しいことがある訳でもないのだが、こういった「M氏」の性格をオレは理解していたので悟っていくしかない。
仕方がないのでここでの話し合いの後で電話をかけ、久しぶりということもあるので後でまた合う事になったのだ。。。