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【穴】5店舗目の裏カジノ店でチーフディーラーに抜擢される

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裏カジノ界4店舗目の赤坂では、最終時給が2,500円にまで上り詰めていったが、この店もそろそろ店仕舞いの兆しが現れていた。

警察による摘発から逃れるために、新しい場所への店舗替えが近いところだった。

そんな時、この赤坂の店舗を紹介してくれた「S氏」が再び現れ、六本木で新たに裏カジノ店舗を開けるので、チーフディーラーとしてオレを必要としてくれる話が舞い込んできた。

カジノディーラー歴20ヶ月に満たないこのオレが、東京都港区六本木の裏カジノ界5店舗目の店でチーフディーラーをするということになったのだ。

もちろんオレは、何も迷う事もなく即決でこの話に乗り「S氏」に言われるまま、またもや夜の繁華街の中心地である六本木へと向かう事となる。

場所は現在の「GASPANIC BER」がある近くのビル3階で、4店舗目の赤坂に来ていたVIPの常連客がオーナーを勤める店舗だった。

このオーナーとは、何度も場面でディーラーとして対戦をしており、オーナーもオレのこともよく知っているのだ。

オーナー、「S氏」と共に新規オープンする裏カジノ店の話し合いを何度か行い、オレの友人たちを引き込んで数名のディーラーを確保し、お店がオープンできるように準備をしていった。

この店でディーラーとしての仕事は「バカラ」しかないため、場面を仕切る事につきるのだが、黒服業務も兼任して行う必要がでてきてた。

新規オープンとはいっても、大したお金もかけずに行うため、従業員数を抑え食事などの提供はしない。

ゲームを行うためのテーブルやカード、チップ、お客さにだすドリンク類だけを用意した簡素な店構えをしている「アングラ・カジノ」になる。

当然、風俗許可書も申請せず、ただ、ハコ(店舗)を借りてテーブルを置いてあるだけの賭博場なのだ。

「バカラ」3台のこんな裏カジノ店舗でもお客さんを呼ぶことによってすぐに満席状態になり、利益もすぐに出始めていった。

2人しかいないウェイトレスも大変そうで、オレたちディーラーも灰皿を変えたり、おしぼりをだしたりというホールスタッフとしも動かなくてはならない。

幸いにも従業員が少なくて利益がでるということで、みんなにお金だけは気を配るオーナーだった。オレの時給も2,800円で10時間労働をしていたため、金銭的にも余裕が出てきたころだった。。。

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