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【穴】裏カジノ店で暇になったら給料が支払われている内に違う店舗に移る

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裏カジノ界3店舗目の六本木でも新しい仲間が数名増えていった。

錦糸町の裏カジノから、新宿の裏カジノから、西川口から来ている奴など、あちこちの裏カジノ事情がオレに入ってくることになった。

仕事が終わると若いオレたちは、こういった仲間や可愛いウェイトレスたちと遊びに出掛け、昼過ぎまで六本木の街で過ごしてそのまま仕事へ向かう日もあった。

夜の街ではときどき有名人が通り過ぎる事もあり、横浜とは違う都会さを感じてしまう。

従業員数が総勢20名ほどの小さな規模ではあるが、六本木ということもあり客単価が高くて効率が良い。

10万円以下のお客さんが滅多にいなくて、少なくても20、30万円を使ってくれるお客さんばかりで、大きいバランス台ではやはり、100万円単位で勝負するVIPでこの店はもっている感じだ。

この頃の六本木には裏カジノ店舗が10店ほどあり、オレたちがいるビルの数件となりには、3、4件の裏カジノがあって、どこの店でもそれなり売り上げがあり、激戦区なこの場所でも経営が成り立っていた。

この裏カジノ店舗でもオーナーとは直にしゃべる事もなく、どんな人なのかも知る事はなかったが、カジノ界ペーペーのオレには誰がオーナーだろうがキチンと給与を貰えればそれだけで納得はできていた。

ディーラーとしての腕前もそれなりに「いっちょこまえ」になってきたオレは、己の立ち位置をあげる事に精をだしていた。

「あいつよりもオレの方ができる!」という自負から、だんだんと店側の立場としてモノを考えるようにもなってきていた。

ただのディーラーとしてだけではなくお店の利益を考えたり、誰を入れたらお店が上がってくるかとか、店の経理状況に興味が出てきた頃でもあった。

ただし、カジノ界2店舗目の赤坂も3店舗目の六本木も、3ヶ月ほどで店を辞める事になった。

この店舗でも次第に客足が遠のいて暇になってきたこともあり、給与がキチンと支払われるうちに辞める事にしたのだ。

カジノ界では従業員の給与が支払われない事がよくあるのだ。店の売り上げが落ち込んでくると、割高な従業員の給与にまでお金が回らなくなっていく。

オーナーがあえて身銭をきって支払う事はほとんどなく、どこかへ消えていく事もよくある話。

3店舗目の六本木で知り合った仲間から、話がきて○○の店で従業員を探しているという情報をもらい、その伝を頼りにしながら新たな新天地でディーラーとしてむかったのだ。。。

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